導入事例 粘性土を含む凝灰岩の選別効率向上と副産物の有効利用
大塊篩用自走式トロンメル「MDS M412」の導入による手作業の解消と新たな販路確保
概要
お客様について
| 会社名 | 藤森砕石株式会社 様 |
|---|---|
| ウェブサイト | https://www.shiosawa-group.jp/fujimori |
| https://www.instagram.com/fujimorisaiseki/ | |
| 業種 | 砕石業 |
| 導入場所 | 藤森砕石株式会社 高山工場 |
| 導入機種 | 大塊篩用自走式トロンメル MDS M412 |
藤森砕石株式会社様は、SHIOSAWAグループに属する長野県上高井郡高山村に拠点を置く会社です。
1968年の操業開始以来、地域のインフラ整備を支える骨材供給事業を展開されています。
導入のポイント
- 粘性の高い赤土を多く含む凝灰岩層の採掘に伴い、岩石に付着した粘性土が処理工程を阻害し、目詰まりによる操業への支障に苦慮していました。
- 従来のスケルトンバケットでの作業やプラントでの篩い分けから、最大処理能力300t/hの重作業仕様トロンメル「MDS M412」を導入したことで、粘性土や大塊の効率的な分離処理が実現しました。
- 現場の効率化と生産量の増加を達成しただけでなく、従来廃棄していた微粒分(トロンメルアンダー)を埋立用途として新たに販売する販路を確保し、収益性の向上にも繋げられています。
導入前の課題と導入経緯
山の開発に伴い、赤土を多く含む凝灰岩層が出現し、岩石と混在することで処理工程の流れを阻害し、操業に大きな支障をきたしていました。
従来はスケルトンバケットを用いて手作業に近い形で篩い分けを行っていましたが、赤土が目詰まりしやすく、作業効率が低く時間と労力を大きく消費する非効率な状態となっていました。
こうした状況から、より効率的で安定した分離処理が可能な設備の導入が急務となっていました。
2023年の環境展にご来場いただいた際、当社製品に強い関心を示されたことをきっかけに本引合へと発展しました。
展示会では、移動式の選別・処理設備が実際に稼働している様子をご確認いただき、同社の課題解決に向けた具体的な選択肢として高く評価いただきました。
導入後の効果
設備導入後は、安定した篩い分け性能により処理フローが大幅に平準化され、これまで負担の大きかった手作業部分が改善されました。
その結果、作業者の負荷軽減と現場の効率化が実現し、処理能力の向上によって生産量も増加するなど、全体の稼働バランスが大きく向上しています。
導入後は大きなトラブルもなく、現場からは「期待どおりの性能で満足している」と高い評価をいただいています。
さらに、導入当初には想定していなかったトロンメルアンダーの有効活用も進み、埋立用途として新たな出荷先を確保できたことで販売にもつながりました。
一方で、オーバー材は従来通りプラント原料として活用できており、処理効率だけでなく収益性の面でも大きな効果を発揮しています。
これらの点についても、お客様から非常に高い評価をいただいています。
導入機種
大塊篩用自走式トロンメル MDS M412
本機は最大処理能力 300t/h を誇り、大塊や高比重原料にも対応できる特重仕様のモデルです。
発破原石や粘性の高い原料、建設廃材、各種廃棄物など幅広い投入物に対して高精度な選別を実現します。
さらに、表土からの原石回収、蛇籠用材の選別、掘削土に含まれるズリ抜きなど、多様な現場ニーズに最適化された性能を備えており、安定した処理と高い実用性を兼ね備えた設備として評価されています。
MDS M412について詳しくは下記ページをご覧ください。
当社選定理由と今後期待すること
藤森砕石株式会社様が当社を選定された理由としては、機械性能の確かさに加え、導入前の丁寧な検証対応、現場課題を的確に捉えた提案力、そして導入後も安心して運用いただけるフォロー体制への信頼を高く評価いただいております。
今回の導入を契機に、同社では生産性のさらなる向上と品質強化を目指されており、当社にも引き続き改善提案や技術的サポートへの期待を寄せていただいております。
栗本鐵工所は、これからも藤森砕石株式会社様の安定操業と事業発展を全力で支援してまいります。